捨てる？使う？発泡スチロールの処分＆活用法ナビ

発泡スチロールは分別が簡単なので、他の素材に比べるとリサイクルしやすいという特徴があります。
容器や緩衝材としてよく用いられる発泡スチロールですが、保管しておいても使い道に困ると言って処分してしまいがちです。
しかし、リサイクルすることで発泡スチロールを一つの資源として再利用することができます。
単なるごみとして焼却してしまうより、新しく生まれ変わらせる方がよほど有意義でしょう。
リサイクル方法は、発泡スチロールをプラスチック製品の材料に使うマテリアルリサイクルの他、ケミカルリサイクルやサーマルリサイクルという方法があります。
このうちケミカルリサイクルとは、熱や圧力を加えて減容することで、発泡スチロールをガスや油として再資源化する方法のことです。
ケミカルリサイクルの方法も一つではありません。
発泡スチロールをガスにする場合は、化学工場で様々な原料や燃料に使われます。
油に変化させる場合も同様です。コークス炉化学原料化では、発泡スチロールはコークスや化学燃料を作り出すために利用されることになります。
鉄を作る時にコークスの代わりに、発泡スチロールを使うことも可能です。
ガスや油に生まれ変わった発泡スチロールから様々なものが作り出されているのです。